LXDEでLucidでLubuntu 10.04なUbuntuを試してみる

Ubuntu 9.10 karmic koala以降からlubuntu-desktopというメタパッケージがあることは知っていますが、今更9.10を入れるのもつまらないので、Ubuntu Lucid Lynx(Version 10.04)にあるメタパッケージをインストールした記録です。今回はVirtualboxと実機、特に実機メインで動かしてみようと思います。

計算機のスペックは以下のとおりとなっております。

CPUMMX Pentium 200MHz
メモリ128MB
記憶容量2.16GB HDD
光学ドライブ最大24倍速 CD-ROM
ディスプレイSVGA TFT

もともとWindows95が入っていたマシンで、10年以上前に発売された古いもので、インストールなんて無理なのかと思いきや、つい最近までSocket7 無印PentiumでUbuntuを運用していたこともあったので、なんてことはないと思います。

インストールには難しい知識が要求されます。それなりに腕のある人だけ試してね。

HDDについては、2.16GBと、今では狭すぎるサイズなので、パーティションは一切分けないようにしました。

最初から搭載されていたメモリーの容量は64MBと心細かったので、105円を投資して64MBのメモリを導入しました。今だと(昔でも)100円で新品のPCが買えてしまいます。Ubuntuの導入は、メモリーが64MBであっても最小インストールであれば、インストール自体は可能だったと記憶しています。快適に使えるかどうかはわかりませんが。ただ、前回のインストールでは、Lxubuntuのメモリ消費量が80MBだったので、128MBないと非常に厳しいでしょう。

インストール方法にはいくつか種類があるが、CD-ROMドライブがまだ生きているのでそれを利用してブートとインストールすることに。

通常のインストールでは当然インストーラが起動すらしないので、最小インストールを行うことにする。ここなどからmini.isoをダウンロードしてインストールCDを作成する。ダウンロードしたisoは、きちんと中身を解釈して焼けるソフトを用意しましょう。

CD-ROMでブートしたら、コマンドラインエキスパートモードでインストーラを起動。

  • キーボードはJapan
  • networkを設定
  • ntp、ファイル配布先はなるべく近いところを入力
  • パーティションは丸々1つにする。swapパーティションは作らずファイル化してmkswap→swapon。
    Swap FAQ - Community Ubuntu Documentation
    https://help.ubuntu.com/community/SwapFaq
  • インストール後はdebパッケージの一部残骸を消去。その他、細かな設定をする

ここまで大体2時間かかりました。ディスク領域は

ファイルシステムのタイプ    サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/sda1     ext4    2.0G  784M  1.2G  41% /
udev         tmpfs     60M  144K   60M   1% /dev
none         tmpfs     60M     0   60M   0% /dev/shm
none         tmpfs     60M   36K   60M   1% /var/run
none         tmpfs     60M     0   60M   0% /var/lock
none         tmpfs     60M     0   60M   0% /lib/init/rw

と、空き容量がディスク全体の50%以上ありますが、昔のバージョンよりも300MB位消費量が増えているようです。日々進化を遂げているUbuntuを垣間見た瞬間でございます。FWにするだけならこれでも十分な空き容量なのですが、ここからデスクトップ環境を導入することになります。無茶しやがって…

sudo aptitude install lubuntu-desktop

しかし、パッケージのインストール途中でディスク領域が足らないというエラーが出ました。deb cacheを削りながら試行錯誤を繰り返した結果が以下です。

ファイルシステムのタイプ    サイズ  使用  残り 使用% マウント位置
/dev/sda1     ext4    2.0G  1.7G  265M  87% /
udev         tmpfs     60M  144K   60M   1% /dev
none         tmpfs     60M     0   60M   0% /dev/shm
none         tmpfs     60M   76K   60M   1% /var/run
none         tmpfs     60M     0   60M   0% /var/lock
none         tmpfs     60M     0   60M   0% /lib/init/rw

現時点で1.7GB消費してました。lxde単体でインストールすると800MBだったのでかなりの消費量です。時すでに遅し、ような気がしますがなんとかなりましたので、まあよしとしましょう。それ以外にも、日本語フォントとIME、openssh-serverを導入し、これから+100MB消費しています。

では準備は整った。ではXを起動…しようとしてもブラックアウトしたままXのマークが表示されない・・・動きません。調査したところ、neomagicドライバでXを動かそうとしていたので、vesaドライバに変更して、Xを起動・・・しません。さらに色深度を16bitに変更してXを起動・・・しました。しかし、位相のずれがひどく、実用に耐えられない表示品質です。Modelineを追加しても治る気配がない。言い忘れましたが、ビデオチップはNeomagic NM2160でVideoRAMは2048KB。マニュアルを見てみると、このチップセットにはxorg.confに以下のオプションが必要との事。

Option "XaaNoScanlineImageWriteRect"
Option "XaaNoScanlineCPUToScreenColorExpandFill"

http://manpages.ubuntu.com/manpages/gutsy/ja/man4/neomagic.4.html

このオプションを追加して、再度挑戦してみるも、結果NG。以下のログが表示されていることに気が付きました。

/usr/lib/xorg/modules/drivers/neomagic_drv.so: undefined symbol: xf86UDelay

調べてみると、どうやらXorgにxf86UDelayからusleepという関数を使用するという変更があったようで、すでにパッチもあがっているようです。 knoppixでは正常に表示ができていましたし、neomagicについては、この修正で表示ができるようになるものと思われます。

xf86-video-neomagic-1.2.4 symbol error + patch
http://bugs.gentoo.org/292466
Inspiron 3200 neomagic NM2160 [MagicGraph 128XD] (rev 01) dead startx
http://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=84889

それ以外にもエラーと思われるメッセージがコンスタントに出てきます。正式リリースまで直っていれば良いですね。

ディスプレイマネージャには9.10と同じく、GDMが採用されています。そのまま認証をパスしてしまうとGNOMEが立ち上がってしまうので、SessionsをLubuntuに変更します。
GDM Lubuntu

初期画面は、ほぼ9.10と同じです。画像を撮り忘れたので9.10で。
default lubuntu-desktop 10.04 alpha

最近ubuntuに導入された謎のポップアップが出てきました。ちょっと嬉しい。
Low disk space lubuntu-desktop 10.04 alpha

メニューには何があるのか見てみましょう。まずはアクセサリから。電卓、X端末、メモ帳、parcellite…コピペができるソフト。アーカイバ、検索、画像ビューア。
lubuntu-desktop 10.04 alpha Accessory

インターネット。ブラウザ、メッセンジャー、メーラー(sylpheedが3.0になっていたような)、BitTorrent、接続ソフト、チャット、ファイル共有
lubuntu-desktop 10.04 alpha Web

オフィス。ワープロ、表計算、Organizer、PDFリーダー。Abiwordは入力が難だった。
lubuntu-desktop 10.04 alpha Office

グラフィックス。ペイントソフト。スクリーンショットはこれで撮りました。
lubuntu-desktop 10.04 alpha mtPaint Graphic Editor

サウンドとビデオ。音楽プレーヤー、録音、ライティングソフト。
lubuntu-desktop 10.04 alpha Sounds and Videos

システムツール。ベンチマークでもしてみますか。
lubuntu-desktop 10.04 alpha System Tool

設定。項目が少ないような。
lubuntu-desktop 10.04 alpha Setting menu

システム情報を表示させてみました。メモリ使用量はLxubuntu 8.10の回とほぼ同じ、80MB前後で推移しています。それなりにムダなプロセスを起動しないようにすればさらに少ないメモリでの運用も可能となるかもしれません。
lubuntu-desktop 10.04 alpha Summary - System Information

Lower is Better!

ここでFirefoxを起動してみます。2分30秒待って起動できました。とても遅い。動けばそれなりなんですけど。自分で軽量なブラウザを導入するのも選択肢かと存じます。

後は音が出なかったり。サウンドチップはなんだっけ・・・ESS tech?これと、ビデオ関係、起動の遅さがどうにかなれば、十分使えそうな気分。とりあえず検証はここまで。

lubuntu 9.10ですか…
http://blog.livedoor.jp/mksaver70/archives/51580709.html
ubuntu + LXDE = Lxubuntu
http://blog.livedoor.jp/mksaver70/archives/51488243.html

(10.01.28)
alpha2では、GDMの変わりにLXDMが採用されました。

(10.05.12)
Lubuntu 10.04 正式版が出たので、そろそろ新しい形(記事)として出したいと思います。問題のあった部分はほぼ解消済みです。


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Lubuntu 10.04 正式版その後 Lubuntu 10.04 beta版からかなりの月日が経過し、そうこうしているうちに正式版が登場しました。前回まで開いた期間は、別のことに時間を費やしていたためですね。XorgのNeomagicドライバも修正版が登場し、音が出ない問題も解決できたので、....
Lubuntu 10.04 正式版その後【DIGI BLOG】at 2010年06月09日 08:38
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